COLUMN

人生を豊かにする”感性”や”考え方”のおはなし 第一章 【感性を磨いてみよう】

この記事を読むのにかかる時間は【10分】です。

みなさんは人間がこの世界を「何」で区別してると思いますか?

本日は、皆さんと「知ると人生が豊かになるよう感性や考え方」
一緒にシェアできたらと思います。

さて唐突ですが、見出しにあるようにみなさんは世界を何で見分けていますか?

例えば

・冷たい水とぬるい水、熱い水は?
・ミネラルウォーターと水道水は?
・太陽と月は?
・青色と水色は?
・アメリカと欧米は

何が違う?

これ、いかがでしょう。
皆さんはどうやってこの違いを区別しているのでしょう?

少し考えてみてください・・・・



さて、どうでしょう?

ちなみに皆さんが今考えた「答え」はきっとどれも正解だと思いますが。
今回は僕が【概念】の話をしようと思うので
少し強引ですが

「人は “概念” によって、世界を見分けている」

と定義させていただきますね。

概念というのは
その人が経験してきたこと、そこから得た価値観・知識・教育や
生まれた国の文化や歴史から得られる知見のようなものでしょうか。

そしてしつこいようですが
この概念を、【人間】は何で定義するのか?



質問だらけで疲れますか?
・・最後の質問なので、少し考えてみてください。

ヒントは、「他の動物にはない、人にしかないもの」です。

我々は概念を「言語」によって作っている。


さて、私はこの概念の定義を人は「言語」によって作っていると思っています。

そうですよね・・

冷たい水と、ぬるい水、熱い水の違いは

・10度程度で口に入れると
キュッと引き締まるようなひんやり感があるのが「冷たい水」
・体温36度前後に近い温度で、ひんやりとも痛さもないが
お風呂にすると少し物足りない温度なのが「ぬるい水」
・体の一部を入れたり、近づけると反射的に離してしまう42度以上の水が「熱い水」

そんな感じでしょうか・・

そして、この”言語”はみなさんもご存知のとおり「生まれた国」によって違うのです。

つまり、要約すると
「国が違えば、概念が異なり、概念が異なると見える世界が違う」
ということなのです。


「?」が浮かんでるかもしれないので、具体的にお話しましょう。

日本人は「水」の表現が。アメリカ人は「焼き方」や「牛」の表現が豊か。


さて日本は、「島国」ですね。
なので当たり前ですが四方が海に囲まれており、山脈も豊かなので川や湖も多いです。

そう日本は、他国に比べても「水」に古くからゆかりのある国です。

だから、自然と水の微妙な違いを表すために
様々な言葉が生まれます。

英語でWet(湿っている状態)を表す言葉も、日本語にはたくさんあります。

私たちからすると
「潤っている」と「湿っている」は不快感として全然意味が異なりますよね笑。

逆に、アメリカは古くから肉食文化が盛んで
日本語で「うし」と呼ぶ言葉も、アメリカには様々な言い回しがあります。

また肉の焼き方をとっても
日本語が「焼く」(※現代になり逆輸入された日本語などは一旦無視しています)
という表現も様々な焼き加減で言葉が存在します。

概念の違いは「その人の見えている世界の解像度」である


さて、日本とアメリカだけをとってもこれだけ違いがあるように
この世界には様々な言語が存在します。

言語だけでなく、経験や教育によって一人一人が持つ概念は
微妙に違っているはずです。

つまり実は、あなたがみている世界が必ずしも隣の人や
あなたの部下、次世代の子供達も見えている世界とは限らないのです。


どうでしょう・・

「概念の世界のお話」


少しだけワクワクしましたか?

私はいつも海外に行くと、自分の”概念の更新”を楽しみに行きます。

概念を変えると、見える世界が
より色鮮やかに見えると信じているからです。

人生を通じて学ぶ理由。よりたくさんの人と話す意味。そして経験することの価値。

YORISOIには、いろんなバックグランドを持った人たちが集まっていますよね。

普段は友達にならないような人
全く、出会わないようなタイプの人
繋がりのない年齢の先輩・後輩
社長と社員そして個人事業主、など立場でいつもなら話せない人

そんな人たちと繋がれるコミュニティ

きっとここには、いろんな「世界の解像度(フィルター)」
をもった方たちがいることでしょう。


人生を豊かにするには
そんな自分とは異なる人と話したり、
今までやったことのないことを経験をしたり
普段は手に取らない歴史に残る本や作品に触れたりすることが必要なのではないでしょうか。


私は、デザイナーですが
普段からそういう「概念の更新」を常々意識して人生を生きています。

みなさんも
何か発見があればぜひ一緒にたくさんのことを知りましょう!

あなたが今見ている世界は
本物の世界ではないかもしれない。
もしかしたらあなたのまだ見たことのないような
美しい景色が、実はすぐそばにあるのかもしれない”



2022.11.2



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