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この記事は、Sメンバーの\すずさん/の記事をもとに制作しています。
“香り”でブランディングされた空間
ちょうど先日、ちょっとした都合でDMM.comさんのオフィスを借りたイベントに参加しました。
みなさんご存知でしょうか。プロジェクションマッピングでの映像体験を中心にアートプロジェクトを
手掛けるチームラボさんが、オフィスを設計したことでも有名なDMM.comさんのオフィス。
東京に来てから、お仕事でもそうですがプライベートのイベントでも何度か伺うことがあり
いつもオフィスでの体験に感動します。
もちろん、チームラボさんが演出する圧倒的な体験がこのオフィスの魅力ではありますが
何度か、通っていると「ふ」と重要なことに気づくのです。
それは、「匂い」です。
そう目の前に広がる既成概念を壊されて目を奪われた人間は
その瞬間「視覚」だけに頼るように意外と
感動しているその瞬間って、感覚が鈍っていたりします。
何度か訪問し、その体験に慣れ始めると
鼻の奥を「とても良い香り」そして「室内では感じない香り」が
僕の嗅覚を刺激してくれます。
そう、その瞬間僕はこの空間の「体験」の付加価値に気づき、さらに感動するのです。
DMM.comさんのオフィスには森を彷彿とする香りを使っているのです。
圧倒的なビジュアルの感動を前に、気づきもしなかったのですが
人間はこの「匂い」にもまた重要な影響を受けてるのだと感じたのです。
2023年 2月12日 Naoto Takai
“香り”は体験になりうる
僕がDMM.comさんのオフィスで体験したように
近頃、上質な空間には上質な香りが漂っていることが多いです。
あるいは、コンセプチュアルな空間にはそのコンセプトにあった香りが漂っていることが多いです。
『香り』と『感情』にはとても密接な効果があると言われております。
例えば、人間の感情の75%はにおいによって引き起こされる、という一説もあるほどです。
また、脳の海馬(かいば)と呼ばれる記憶を司る部位がありますが、この海馬へ香りの情報はダイレクトに届きます。
そう言われると
本当に僕がDMM.comさんのオフィスではじめに「視覚」に心を奪われたのは
実は”その感動体験”の氷山の一角だったと再認識します。
さて、そんな香りのもたらす効果を具体的にご紹介させて頂きます。
・意思決定を促す効果
・リラックス&リフレッシュ効果
・集中力や記憶力を高める効果
・ネガティブな感情を解消
などなど、香りには色々なプラスの作用が生じます。
僕が体験したのは、「体験としての付加価値」でしたが
それ以上に様々な効果をもたらしてくれる”香り”は、取り入れてみる価値が高いのではないでしょうか?
「香りマーケティング」オフィスで取り入れられる”香り”とは?
最近では「香りマーケテイング」なんて言葉も聞きますね。
例えば…
1)集客効果や滞在時間の延長
店舗や遊戯施設では気持ちが前向きになる香りを演出し購買意欲を促したり滞在時間の延長も見込めるようです。
2)おもてなし効果
ホテルや商業施設のエントランスではよく四季に合わせた心地よい香りが漂っています。
これは顧客への香りによるおもてなし効果を期待しているそうです。
「おもてなし」をし、その後も気分よく滞在していただけたり、顧客へのイメージアップへも繋がります。
3)ブランディング効果
ブランドやホテルエントランスでは、そのイメージに合わせた
オリジナルな香りを漂わせることで、特別な香り、というブランディング効果があるそうです。
4)イベントや映像へのイメージ効果
芸術展やイベント会場、コンサートなどその催しに合う
香りを漂わせることで、そのイベント全体の雰囲気アップにつながるそうです。
また同時に臨場感や高揚感も生み出せます。
“香り”で、より快適に心地よく過ごせる空間を
私たちスタジオ・エスの入居するビルも、受付エントランスでは香りが漂っております。
よく、来客でいらっしゃる方からは「いいにおいがしますね~」なんて感想をいただきます。
目には見えない「香り」ですが、人に与える印象はだいぶ大きいですね。
皆さんもまずはご自身のプライベート空間からでも
心地良い香りを漂わせてみてはいかがでしょうか。
2023.2.15
原稿|Suzue Honma
記事作成|Naoto Takai
シリーズ|お手軽に取り入れて、心地よく働く